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ウエストコーストの名盤♪ [Rock]

アメリカンロックの中でも大好きなウエストコースト・サウンド!
このアルバムを抜きにしてウエストコースト・ロックは語れないでしょう。

Deja Vu.JPG

Déjà vu / Crosby,Stills,Nash & Young (1970年)

こんなに個性の強い4人が集まったグループも珍しい。
元バーズのデヴィッド・クロスビー、元バッファロー・スプリング・フィールドのスティブン・スティルス、元ホリーズのグレアム・ナッシュの3人で1969年に結成されたクロスビー・スティルス&ナッシュ(CS&N・・・1969年に1stアルバムを発表)に元バッファロー・スプリング・フィールドのニール・ヤングが加わったグループである。

もともとバッファロー・スプリング・フィールドはスティルスとヤングの対立で解散したんだけど、1年の短い間とはいえ、この二人が再び同じグループで音楽活動をするというのも不思議である。
とはいえ不仲ではなく音楽的な対立で、1976年にはスティルス・ヤング・バンドでコンビさえ組んでいる不思議な間柄なのだ。
(1988年には再びヤングが加わりCSN&Yとして2枚のアルバムを発表している)

このアルバムは、CSN&Yが1969年8月のウッドストックに参加し、その翌年に発表されている。
爆発的な大ヒットとなり、商業的にも知名度的にも頂点をきわめ、後のウエストコースト・ロックのグループのみならずハード・ロック・バンドにいたるまで影響を与えたロック至上欠かすことの出来ない名盤である。

A-1「Carry On」(S・スティルス)・・・独特のアコースティック・ギターのイントロから厚いコーラスのヴォーカルこの曲こそ「これぞウエストコースト・ロック!」って感じですでにノックアウトされてしまいます。
A-2「Teach Your Children」(G・ナッシュ)・・・映画「小さな恋のメロディ」のエンディング・テーマに使用された曲でマーク・レスターとトレーシー・ハイドがトロッコに乗って走っていく画面が今でもよみがえりますねぇ。
ジェリー・ガルシアが弾くペダルスチール・ギターが当時すごく新鮮でどうやって弾いてるのか興味津々だったなぁ。
A-3「Almost Cut My Hair」(D・クロスビー)・・・クロスビーらしい曲、ソロボーカルでコーラスは無い。
A-4「Helpless」(N・ヤング)・・・なんとYMOもカバーしてるヤングの名曲、彼の名盤ソロ・アルバム「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」へと続くサウンドは健在。
A-5「Woodstock」(ジョニ・ミッチェル)・・・J・ミッチェルは自身のアルバムでアコースティック・ヴァージョンで歌っているが、こちらはギターぎんぎんのハードなテイクとなっている。

CSN&Y 2.JPG
このアルバムも見開きジャケットになっているので開いた内ジャケットを・・・そしてB面

B-1「Deja Vu」(D・クロスビー)・・・難解な曲だがバンドのアンサンブルが抜群。
ギターの絡みが最高にカッコイイ、コーラスワークも素晴らしくドゥービーの「ハングマン」などかなりこの曲を参考にしてるぞ!
B-2「Our House」(G・ナッシュ)・・・親しみやすいメロディの曲、少し前に家のCMで使われてた。
B-3「4+20」(S・スティルス)・・・スティルスが生ギターで弾き語りで歌う、フィンガーピッキングがかっこよくて練習した人も多いんじゃないでしょうか。
B-4「Country Girl」(N・ヤング)・・・この曲を聴くとヤングとスティルスのコンビもいいですねぇ。
B-5「Everybody I Love You」(S・スティルス)・・・アルバムの最後を飾るこの曲も1曲目の「Carry On」同様ウエストコースト・ロックの王道を行く曲ですね。

久々にじっくり聴きましたが、どの曲も名曲ばかりでアメリカン・ロック史に残る名盤です。



デジャ・ヴ

デジャ・ヴ




紫の渓谷 / ライ・クーダー [Rock]

今回のアルバムはとってもイカしてるアルバムです♪

紫の渓谷A.JPG

INTO THE PURPLE VALLEY / RY COODER (1972年)

今ではボトルネック・ギターの名手として有名だがこの当時はマイナーで全く知らなかった。
友人に勧められて一度も聴いた事も無いのに購入・・・初めて聴いた感想は???
それまでドゥビーやイーグルスなどバンド中心で聴いていた私には、シンプルで古くさい感じ(当時聴いてそうだった)の曲風がやけに耳に残る印象深いアルバムだった。

ライ・クーダーは16歳のころから、ミュージシャンとして活動し、 ローリング・ストーンズのアルバム『レット・イット・ブリード』(1969年)に参加した後1970年にファースト・アルバムを発表。

彼にとって2枚目となるこのアルバムは「How Can You Keep on Moving」で始まるのだが1曲目からカッコいい!説明のしようがないのだ。
テクニックは申し分無く、オールデイズな曲風で気持ち良く聴けるアルバムです。

アナログLPならではなのだがB面にレコード盤をひっくり返し針を落とすと「On a Monday」が始まる・・・この曲はこのアルバムで一番好きな曲である、CDで聴くと7曲目になるのだけど、そのインパクトは7曲目ではいけないのだ!
やっぱり B面の1曲目 なんだな♪・・・とアナログならではの感性を呼び起こしてくれたこのアルバムは名盤でございます!
リトルフィートの「Willin」や「Sailin' Shoes」を彷彿する曲なのでこちらの好きな方にも聴いてほしいアルバムです。

その後、ライ・クーダーはアメリカや世界各国のルーツ・ミュージックを発掘し、世に広めたことは高く評価され「Chicken Skin Music」や「Jazz」とかの名盤をリリースして行くので今後紹介して行きたいと思います。


紫の渓谷C.JPG
このアルバムは見開きジャケットになっていて開いた内ジャケットの写真がまた良いんだねぇ・・・


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ということで裏ジャケットの写真です。



紫の峡谷<紙ジャケット仕様>

紫の峡谷<紙ジャケット仕様>




KARLA BONOFF [Rock]

ワールドカップや仕事が忙しくてUP出来なくて久々の更新となりました。
今回のアルバムは大好きな女性ソングライターのカーラ・ボノフのデビュー・アルバム

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KARLA BONOFF (1977年)
カーラ・ボノフはロサンゼルス生まれ、1960年代に姉のリサとデュエットを組みライブハウスで演奏していたそうです。
そのライブを見て関心を持ったのが当時リンダ・ロンシュタットとストーン・ボニーズを組んでいたケニー・エドワーズで、1969年にストーン・ボニーズ解散後、カーラ・ボノフを誘いアンドリュー・ゴールド、ウェンディ・ウォルドマンと共にブリンドルというグループを結成しA&Mからシングル・デビューするのですがアルバム発売前にレコード会社とのトラブルで解散してしまいます。
その後、ケニー・エドワーズがリンダ・ロンシュタットのバッキング活動に戻り、カーラをリンダに紹介する事でカーラにチャンスが訪れます。
カーラの曲を気に入ったリンダは「Hasten Down The Wind」で3曲も取り上げアルバムは大ヒットしカーラ・ボノフの名もメジャーになりこのアルバム・デビューとなったのです。

このアルバムはケニー・エドワーズがプロデュースを勤め、リンダ・ロンシュタットのレコーディングやライブのバックを勤めるウエスト・コーストの凄腕ミュージシャンが勢揃いしています。
ケニー・エドワーズ、ラス・カンケル、リーランド・スクラー、ワディ・ワクテル、アンドリュー・ゴールド、ダン・ダグモア etc.そしてバック・ボーカルにはリンダ・ロンシュタット、J・D・サウザー、グレン・フレイ、ウェンディ・ウォルドマン等が参加している豪華版です。

カーラのピアノで始まりワディ・ワクテルのギターが絡んでくる「Someone To Lay Down Beside Me」はリンダ・ロンシュタットもレコーディングしている曲で、リンダほど派手さはないもののシンプルな歌声で彼女の世界に引き込まれて行きます。
「I Can't Hold On」はアップテンポの曲でバラードの多いカーラの曲の中でも明るく楽しい曲である。
「Lose Again」この曲もリンダ・ロンシュタットが取り上げた曲だが、シンプルなピアノのひき語りというスタイルで歌い上げている。
Home」ではカントリー調なサウンドでダン・ダグモアのペダル・スチールがいい味を出している。
「Faces In The Wind」スケールの大きい曲だが、なんとなく自信なげな控えめなヴォーカルが気になる。
「Isn't It Alway Love」カーラらしいリズミカルな曲でこのアルバムのベスト・トラックと言って良い好きな曲である。
「If He's Ever Near」カーラがギターの弾き語りで歌い、バックミュージシャンがそっとサポートしてるような曲でライブのような雰囲気になっている。
「Flying Hight」この曲もカントリー調の曲。
「Falling Star」アコースティックなシンプルな演奏の曲だがカーラらしい哀愁が漂う美しい曲だ。
「Rose In The Garden」アルバム最後を飾るこの曲もピアノの弾き語り風、バックコーラスにケニー・エドワーズとリンダ・ロンシュタットが参加している。

どうしてもリンダ・ロンシュタットと比較してしまうのだけど、デビューアルバムだしリンダの円熟したボーカルと比べるのは酷だろう、しかしカーラ・ボノフの魅力は女性のけなげな美しさを歌う事が出来る事で独自の世界を作っている。
初々しい雰囲気の漂う傑作アルバムだと思っています。


Karla Bonoff

Karla Bonoff

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sbme Special Mkts.
  • 発売日: 2008/03/01
  • メディア: CD



RONIN [Rock]

いろんなジャンルを小出しにしてどんな物を聞いてるのかを紹介がてらわりとメジャーな物からUPしてるんだけど、そろそろ玄人好みのアルバムを少しづつ紹介して行こうかな・・・

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RONIN (1980年)
このアルバムはリンダ・ロンシュタットのバックバンドをつとめていたミュージシャンが中心になって結成されたバンドで、リーダーはワディ・ワクテル(Vocal/Gutar)そしてダン・ダグモア(Guter/Pedal Steel)、スタンリー・シェルドン(Bass)、リック・マロッタ(Drums)の4人から成っている。
当初バンドに参加されると思われたドン・グロルニック(keyboard)はレコーディングには参加しているものの正式メンバーにはなっていない。
そしてプロデュースにはリンダ・ロンシュタットを手がけるピーター・アッシャーを迎えている。
まるでリンダのレコーディングをリンダ抜きで行ったって感じでしょうかぁ(笑)

ほとんどの曲はワディ・ワクテルが手がけていてローリング・ストーンズ・フリークを自負するだけあってストレートなロックンロールなスタイルでまとまっている。
さすがにリンダ・ロンシュタット以外にもキャロル・キングやジャクソン・ブラウン、J・D・サウザーなどウエストコーストのミュージシャンのレコーディングやツアー・バンドを勤める凄腕ミュージシャンのバンドだけあって安心して聴く事が出来る。

ちょうどリンダ・ロンシュタットの来日コンサートを見に行った時、RONINのメンバーがバックを勤めていたが最高のパフォーマンスを魅せてくれた。
その後、ウエストコースト・ツアーだったかジェームス・テイラーやJ・D・サウザーなど数名のジョイント・コンサートが日本で行われたが、その時はRONINとしても出演し貴重な生演奏を体験する事が出来た。
小柄なワディ・ワクテルがステージいっぱいにギターを弾く姿がやけにカッコ良くて魅了されたのを覚えている。
ただ単に有名ミュージシャンのセッションとは違い絶妙なタイミングでリズムを刻み、そのリズムの中にサウンドを飲み込んでしまうようなギター、独特なヴォーカルから伝わってくるロックンロールが強烈な名盤に仕上がっているアルバムである。

調べて見たけどCDは現在発売してないらしい・・・


バリ島のガムラン音楽 2 [Gamelan]

前回UPした「バリ島のガムラン音楽」を聞きまくっていて他にもないのかとレコード会社のカタログで民族音楽を調べまくった。
なかなかインドネシアを扱ってるシリーズがなく、見つけて発注しても廃盤扱いになっていたりで諦めかけていた時、マイナーレーベル(トリオレコード)で見つけたLPがこのアルバム

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邦題は「バリ島のガムラン音楽」監修は小泉文夫でライナーノートに前回のアルバムの写真まで私用されているが録音は全く別物である。
演目の説明はあるものの録音に関するデータが全く書かれてないのでどこのグループなのか全く不明という不親切なアルバムです。
ジャケットには何やら曲や説明が記入されているのだけれど英語でもなく、どうやらフランス語かな?それすらわからない代物であった。(笑)

収録されているのは・・・
①ラーマーヤナの踊り・・・バリ島の夜に自転車で回って録音したと書いてあったけどあまり音は良くないしレコードに傷があるのかA面全体にプチプチとノイズが入ってるのが残念だ。
あまりガムランのCDとかに収録されてない演目、全体にゆったりとした曲調のゴングビヤール
②バロンと剣士の踊り・・・バロンの前奏曲でスリンが中心の演奏となっている。
③奉納の行列・・・2分足らずの短い曲だがオダランの奉納の行列らしく通過して行く様子がうかがえる、バラガンジュールの演奏。
④ケチャ・・・ここからB面なんだけど録音状態がなかなか良い。
バランスもよくケチャの臨場感がよく味わえる構成で気持ち良く聞ける。
⑤グンデル・ワヤン:アンサルン・・・影絵芝居の伴奏。
グンデル4台(2台一組が2組)での演奏で個人的に好きな演奏である。
⑥ペンデ・・・ガムランの音がこの曲だけ随分違って聞こえる・・・宮廷音楽のような響きなので、おそらくスマル・プグリンガンだと思われる。
⑦レゴン・・・レゴンもいろいろ種類があるけどどの演目かは不明だが途中からの録音で後半のみの録音。

このアルバムは前回のに比べるとそんなに聞いてなかったので随分新鮮に聞く事が出来た。
ワヤン・クリはまだ実際に見た事がないので次回あたり観賞に行ってみたくなった。

バリ島のガムラン音楽 [Gamelan]

私はバリ島が大好きで毎年1~2回づつ行っている。
そもそもバリ島を知ったきっかけは、このガムランといわれるバリ島の民俗音楽との出会いであった。
今から約30年ほど前に、たまたまTVで見たアジア民俗音楽祭で偶然目(耳)にしたガムラン・・・
とても衝撃的で耳に強く残ってしまった。
踊りも神秘的で深く脳裏に焼きついている(当時はビデオなど無かった)
当時レコード店でアルバイトをしてたので、さっそくカタログでレコードを探し即購入したLPがこれだ。

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バリ島のガムラン音楽 (1973年)

ガムランについての知識など全く無く、民俗音楽の父「小泉文夫」先生監修のライナーノートを何度も読みながらひたすら聞きまくったアルバムである。

A面はブサキ寺院のあるブサキ村のガムラン・ゴングとなっていてグループ名も書かれていない。
このグループの音階は5音階のペログ(pelog)で、ほぼミ・ファ・ソ・シ・ドだそうだ。
①チョクロ・プオノ(Tjakera Buana)・・・激しく変化に富んだ曲で、はじめはリズムの複雑なガンサの旋律が速いテンポで演奏され、その後レヨンの演奏が際立っている。
激しいクンダンが入るとガムラン全体のアンサンブルが始まる。
ガムランの醍醐味はこうした曲のコントラストと繊細な音のハーモニーにある。
20数名の演奏家による各楽器が互いに交差し合い絶妙な音のモザイクを奏でる芸術だ。
②ゴンバン・スリン(Gonbang Suling)・・・前半はガンサ・ゴング・クンダンの掛け合いとレヨンの演奏が神業のごとく続いていき、伸ばす音の余韻にグンデルの響きが尾を引くように残っていく。
後半は題名のスリン(笛)が登場し旋律をリードしていく。
③パルノンキア(Palenonkija)・・・緩やかなテンポや激しいテンポが交錯しながらスリンとグンデルのアンサンブルを主とし、うねるような構成で変化し何回聞いても飽きの来ない演奏である。

B面はプリアタン村のスマル・プグリンガンの演奏でA面のゴン・クビヤールの演奏に比べて音高が高く柔らかい印象だ。
グループ名は不明だがこの演奏はシ・ド・ミ・ファ・ラにあたるペログだそうである。
①アンクルン(Angklung)・・・繊細な曲で聞き入ってしまいますね。
曲もいいけど演奏しているのがプリアタンのグループということで何度もプリアタンにもいって公演を聴いているのでどのグループが演奏しているのかすごく気になる。(今度しらべてみよう!)
②バリス(Baris)・・・定期公演でも演じられている男性の戦いの踊り。
シンプルな曲なので力量がはっきり出てしまいがちな曲である。
③スガリノ(Segarino)・・・ライナーノートによると録音者の聴き違いで曲名は?らしい。
トロンボンで始まる美しい旋律の曲で親しみやすい。
④バロン・ダンス(Barong Dance)・・・おなじみの獅子舞に似たバロンの曲。
クンダンで始まる激しくもドラマチックな曲調で繰り返しが多いがバロンの雄姿が浮かんでくるようだ。
⑤タブ・ガリ(Sinon Tabuk Gari)・・・スマル・プグリンガンの名曲のひとつで、ゆっくりとしたテンポでトロンボンから始まりグンデルの柔らかい旋律にガンサ、スリンなどの助奏が映えている。
(※ティルタサリのCDに同じ曲が収録されていたので聞いてみた、やはり美しい名曲だ!)

37年前の発売なのでかなり古臭いかと聴き直したが全く良い感じで聴くことが出来た。
私のガムランのルーツは前出のTV番組を途中から録音したモノラルのカセットテープとこのアルバムだ。
今もなおバリ島に通いガムランの定期公演を観ているがあの頃の感動を今も味わえるなんて幸せなことだろう♪

CIRCUS TOWN / 山下達郎 [JAPAN]

日本のポップスを語る上で山下達郎は欠かせない。
1960年代のアメリカン・ポップスに影響を受け、職人気質で良質な楽曲を作り続けているミュージシャンだ。
70年代にオールナイトニッポン第2部(AM3:00~)を担当していた時、毎週聞いていてよくリクエスト・ハガキを出したものである。
マニアックであまり知られてない曲をリクエストすると読んでもらえるというので、調べて聴いたことのない曲でもリクエストし何度か読んでもらった事があって嬉しかったことを覚えている。
彼がシューガー・ベイブを解散後ソロとなってのデビュー・アルバムがこのアルバムである。

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CIRCUS TOWN / 山下達郎  (1976年12月25日)
シュガー・ベイブの「SONGS」を聴き、すっかり彼のサウンドのファンになってしまっていた私はこのアルバムもすぐに購入。
A面はニューヨークで録音された「NEW YORK SIDE」 
フォー・シーシーズンズのアレンジャーとして有名なチャールズ・カレロがアレンジ・プロデュースを行っている。
当時23才だった山下達郎はニューヨークのスタジオ人間関係はかなりのカルチャーショックを受けたと後で語っているが出来上がった音が自分のイメージ通りであったことでその後の活動のおおきな励みになったそうである。
ミュージシャンはアラン・シュワルツバーグ(Drums)ウィル・リー(Bass)ランディー・ブレッカー(Trumpet)などかなり凄腕ミュージシャンが参加しニューヨークらしいサウンドに仕上がっている。
「ウインディ・レイディ」の間奏のジョージ・ヤングのサックス・ソロは見事でカッコイイ

B面はロサンゼルスで録音された「LOS ANGELES SIDE」
プロデュースはジミー&ジョンのサイター兄弟(よく知らない)アレンジは達郎自身も行っている。
ニューヨーク・サイドで予算をかなり使いこちらのサイドでは古臭い機材でミュージシャンともフレンドリーに録音が行われたそうだが音もウエスト・コースト・サウンドで聞き比べるのも面白い。
最後の「夏の陽」はニューヨークからロサンゼルスへ行く際に「せっかくだからロスをイメージした曲を」ということで作った曲だそうだが達郎らしくてすごく気に入っている曲だ。

吉田美奈子との共作も多く「永遠に」「ラスト・ステップ」は彼女のアルバム「フラッパー」の為の書き下ろしのセルフ・カヴァーとなっている。
今聴くとずいぶんとあっさりと歌っている印象を受ける。(34年も前のアルバムだからね)
コーラスも今では多用している一人アカペラも随所で聞かれソロ・デビュー・アルバムらしく初々しい出来で好感の持てるアルバムに仕上がっている。

この後も名盤を発表しているので追々紹介して行きたいと思います。


CIRCUS TOWN (サーカス・タウン)

CIRCUS TOWN (サーカス・タウン)

  • アーティスト: 山下達郎,山下達郎,吉田美奈子,Charlie Calello
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2002/02/14
  • メディア: CD



BOYS IN THE TREES / CARLY SIMON [Rock]

ジェイムス・テイラー、キャロル・キングときたらこの人も外せないでしょう・・・ということで

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BOYS IN THE TREES / CARLY SIMON (1978)
アメリカを代表する女性シンガー・ソングライターといえば前回のキャロル・キングに勝るとも劣らない実績と人気の持ち主カーリー・サイモンです。
カーリー・サイモンといえば「うつろな愛」で有名な「ノー・シークレッツ」が一番に思い浮かべてしまいますが私の聞きたいアルバムはこの「BOYS IN THE TREES」です。

プロデューサーは凄腕「アリフ・マーディン」を迎えている。(つい先日お亡くなりになったそうです・・・享年74歳)
今回は彼の追悼ということでこのアルバムを選びました。
アリフ・マーディンは70~80年代にかけて名作を輩出・・・ロバータ・フラック、ダニー・ハザウェイ、アベレージ・ホワイト・バンド、ビージーズ、マンハッタン・トランスファー、ロッド・スチュアート、ロイ・ブキャナン、カーリー・サイモン、チャカ・カーン・・・最近ではノラ・ジョーンズ
彼の名前は知らなくても手がけたアルバムはきっとみんなが耳にしてるはず・・・
クインシー・ジョーンズに並ぶ名プロデューサーでした、ご冥福をお祈りいたします。

さてこのアルバムはドゥービー・ブラザーズアルバムにも収められている、マイク・マクドナルドとの共作「You Belong To Me」で始まる。
参加ミュージシャンはギターにコーネル・デュプリー、エリック・ゲイル、キーボードにリチャード・ティー、ベースにゴードン・エドワーズ、ドラムスにスティーブ・ガッド・・・おいおい「スタッフ」じゃん、サックスはデビッド・サンボーンときたぁ!豪華じゃないですかぁ・・・ドゥービーのトラックと聞き比べるのも面白い。
2曲目以降は当時の旦那ジェイムス・テイラーも参加しているアコースティックなナンバーが続く「Devoted To You」などはジェイムス・テイラーとのデュエット曲になっていて当時の仲むつましいところを聞かせてくれる。
Side Two(CDだと7曲目)に移って「Tranquillo (Meiy My Heart)」では共作にジェイムス・テイラーとアリフ・マーディンの名前も入っているじゃありませんか、ベースには私の大好きなトニー・レヴィンまで参加しています。

代表曲などは収録されてはいないけどアリフ・マーディンの名プロデュースのもと、洗練されたミュージシャンに支えられカーリー・サイモンの世界が見事に描かれたアルバムである。

・・・このレコードは輸入盤を持ってるんだけど数ヶ所針が飛ぶところがあって残念であった(涙)


Boys in the Trees

Boys in the Trees




キャロル・キングの名作 [Pop]

前回UPしたジェイムス・テイラーとのジョイントコンサートを行うキャロル・キング
こちらも聴かなくてはと、さっそく引っ張り出して久々に聴いてみた。

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TAPESTRY (邦題:つづれおり) / CAROLE KING (1971)
1971年に発表されたセカンド・アルバム、なんと40年近く前のアルバムになってしまうんですね。
さすがにこのアルバムをはじめて聴いたのは発表されてしばらくしてからだけど彼女の音楽歴はさらにさかのぼって1960年からだという・・・いったい今年いくつになるのか?
1962年ビルボード第1位を獲得したリトル・エヴァの「ロコ・モーション」(シルヴィ・ヴァルタンやグランド・ファンクもカヴァー)を作曲し脚光をあびライターとして活躍。
1970年からシンガー・ソングライターとしての活動を本格的に開始しファースト・アルバムを発表。
翌年発表されたセカンド・アルバムがこの「TAPESTRY」である。

ミュージシャンにはジェイムス・テイラー(A・G)ダニー・クーチ(E・G)ラス・カンケル(D)らも参加している。
なんといっても名曲揃いのアルバムでキャロル・キングは知らなくても聴けば「この曲知ってる!」と言われそうな曲が収められている。
「It's Too Late」は5週連続全米No.1を獲得している。
「You've Got A Friend」はジェイムス・テイラーがカバーしこちらもシングルチャートNo.1となっている。
この曲で彼女を知ったんだけど「あなたが元気なく悩んでる時には僕の名前を呼んでくれればどこにいても、すぐに君のところに飛んで行くよ、だって君は僕の友達だから・・・」歌詞に感動したものだ。
他にも「So Far Away 」「Will You Love Me Tomorrow?」など聴きなじみの曲が収められている。

そしてこのアルバムでグラミー賞4部門制覇、全米アルバムチャートで15週連続No.1、その後も5年以上連続でトップ100にとどまるロング・セラーで世界中で2200万枚を超える驚異的なヒットを記録した歴史的名盤である。
現在のシンガー・ソングライターに多大なる影響を与えたミュージシャンである。

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MUSIC / CAROLE KING (1971)
そして同年に続いて発表されたサード・アルバム「Music」・・・「TAPESTRY」の延長線上のこのアルバムも前作に劣らない名曲揃いの名作だ。
切々と歌い上げるキャロル・キングの世界にどっぷりとはまってしまった。
どちらのアルバムもいつまでたっても色あせない名盤である。

キャロル・キングとジェイムス・テイラーのコンサートに行きたくなってしまったなぁ・・・


つづれおり

つづれおり




キャロル・キング・ミュージック(紙ジャケット仕様)

キャロル・キング・ミュージック(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2007/09/26
  • メディア: CD



JT / JAMES TAYLOR [Rock]

4月にキャロル・キングとのジョイントで久々に来日するジェイムス・テイラー
地味だが名作揃いの彼のアルバムでのお気に入り

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JT / JAMES TAYLOR (1977)

「JT」はくしくも以前UPしたジャクソン・ブラウンの「孤独なランナー」と同じ年の1977年に発表されたアルバムである。

プロデューサーにはジェイムスを見出し初期のアルバム・プロデュースを手がけ、その後リンダ・ロンシュタットのアルバム等で有名なピーター・アッシャーを再び迎えている。
さらにスタジオ・ミュージシャンには、これもジェイムスの初期のアルバムから参加していて「孤独なランナー」にも参加しているダニー・クーチ(ギター)リーランド・スクラー(ベース)ラス・カンケル(ドラムス)それにドクター・クラレンス・マクドナルド(キーボード)に当時奥さんであったカーリー・サイモンやリンダ・ロンシュタット、デヴィッド・サンボーンなどがゲストで参加している。

当然、これだけデビュー・アルバムに携わっているプロデューサーやミュージシャンが集まった事でアルバム発売当初は『あの名盤「スイート・ベイビー・ジェイムス」が蘇った』などというキャッチ・コピーで宣伝されたものである。
しかし1曲目の「Your Smiling Face」や「Honey Don't Leave L.A.」「I Wos Only Telling A Lie」の3曲はいままでのジェイムスのアルバムではあまり聴かなかったロックン・ロール調の曲で面食らってしまう。
でも他の曲はいままでのジェイムスらしいしっとりとした曲調でまとめてある。

彼のアルバムを聴いていると彼のやさしさに心良く包まれて行き、とても気持ちが落ち着いてくる。
ジェイムス中期の名盤で今聴いても新鮮なアルバムで30年以上たってるのが信じられないくらいだ。

このブログを始めたおかげで久々にこんな素敵なアルバムを聴く事が出来た、感謝です♪

JT

JT




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